PROJECT STORY
コーヒーと空間を結ぶロゴ。
LOGUE CAFE のブランドデザイン
背景 ― 路地の奥に生まれた、小さなカフェ
香川県高松市の兵庫町。商店街から少し入った路地に、2024年「LOGUE CAFE」がオープンしました。 オーナーからのご相談はシンプルなものでした。「場所の雰囲気を大切にしたロゴと看板を作りたい」。
その一言の中に、このプロジェクトのすべてが詰まっていました。 ロゴは単独で成立するものではなく、あくまで「その場所」に属するものでなければならない。 私たちはまず、完成前のスペースを訪れ、光の入り方・壁の質感・空間のリズムを体感することから始めました。
アプローチ ― 静かな凛とした温度感を、文字にする
現場で感じたのは「静かさの中に凛とした温度感がある」というイメージでした。 騒がしくなく、しかし無機質でもない。コーヒーの香りと、窓から差し込む自然光のような雰囲気。 そのイメージをそのままロゴタイプ(文字ロゴ)に変換することを試みました。
「LOGUE」という言葉には、ギリシャ語で「言葉・語り」を意味する「logos」の響きが宿っています。 文字ロゴだからこそ、文字そのものの造形に意味を持たせることができる。 セリフ体の要素と幾何学的な造形を組み合わせた独自のレタリングを制作しました。
デザインのポイント
- セリフ体と幾何学的な造形を組み合わせた、カスタムレタリング
- 屋外アイアンサインへの展開を想定した、力強さとバランスのある文字の太さ
- 看板・窓ガラス・コースター・ショップカードなど、多様な素材への展開設計
- モノクロームを基本とした、素材を選ばない汎用性の高いカラーパレット
- 路地という場所性に馴染む、主張しすぎないたたずまい
結果 ― 場所と共に育つブランド
2024年7月のオープン以来、ロゴは店舗サイン・ガラス面・各種印刷物へと展開されています。 「場所の雰囲気に馴染みながら、確かに目を引く」という当初の目標どおり、 通りがかりの方が自然と立ち止まるようなサインになったとオーナーからうれしい言葉をいただきました。
また、デザイン書籍『アートディレクター/デザイナーのラフスケッチ 一流クリエーターの着想と具現化の実例250』にも ロゴマークの制作事例として掲載いただきました。 LOGUE CAFEのブランドは、場所と共にゆっくりと育ち続けています。
PROJECT INFO
- クライアント:LOGUE CAFE(香川県高松市)
- 制作内容:ロゴマークデザイン・サインデザイン
- 制作年:2024年
- 担当:松田 泰典(FooDoo's)
